エクステリア
2024年05月25日

「エクステリア」とは?「外構」との違いや7つの構成要素について徹底解説

住宅を建てる際、多くの人が力を入れて検討するのが「間取り」ではないでしょうか。家の中の間取りや設備、インテリアなどを熱心に検討した後で、家の外側部分は何となくお任せしてしまう人も少なくありません。ところが家の外側部分である「エクステリア」は、外から見た時に住宅の印象を大きく左右するものなのです。そこで今回は、このエクステリアについて詳しく解説していきましょう。

 

1.「エクステリア」とは?外構との違いは?

そもそも、エクステリアとはどのようなものを指すのでしょうか。似た意味合いで使われる「外構」との違いについても解説していきます。

1-1.エクステリアとは?

エクステリアとは、「家の外側の空間」を指す言葉です。エクステリアの語源である「exterior」には、「外側の」「外部の」という意味があるものの、本来の「exterior」は建築分野において使われる言葉ではありません。建築分野では、家具やカーテンなど家の中のアイテムを表す「interior(インテリア)」の対義語として、家の外側の空間を「エクステリア」と呼ぶようになったのです。

1-2.「外構」との違いは?

エクステリアと似た意味合いで用いられる言葉に「外構」があるものの、両者はどのように違うのでしょうか。エクステリアは家の外側、敷地内全体を指すのに対し、外構は家の外側のさまざまな構成物そのものを指す言葉です。外構に当てはまるのは、具体的には「門」や「フェンス」、「植栽」や「カーポート」などが挙げられるでしょう。これに対して外構は外の空間全体を指すわけで、エクステリアの構成要素が外構だといえるのです。

2.エクステリアの7つの構成要素とは?

エクステリアは家の外側の空間全体を指すもので、さまざまな要素から構成されて素敵な外観を仕上げていきます。ここからはさまざまある構成要素のうち、主なもの7つを紹介していきましょう。

2-1.門扉・門柱

出入り口に設けた門の扉である門扉には、木製やアルミ製、樹脂製などがあります。風雨にさらされるものなので、一般的にはサビや腐食に強いアルミ製が多く選ばれているでしょう。門扉には、片開きや両開き、スライド式などがあります。

門柱は、門扉の横に設置される柱や壁を指します。門柱は、単なる柱としての役割だけではありません。表札やポストを備える場所としての役割も果たしています。近年では、宅配ポストを備えた門扉も増えているのはご存知でしょうか。門扉と門柱、フェンスのないオープン外構と比較して防犯性能を高められる点でも、これからの時代には門扉と門柱、そして門柱の位置での宅配ポストは増えてくるはずです。

2-2.アプローチ

アプローチとは、門扉を通り家の玄関までの通路のことです。アプローチがあることで、来客も迷わず自然と玄関まで導かれることでしょう。アプローチには、レンガやタイル、コンクリートや石材などが使われます。使われる素材によって、雰囲気は大きく変わります。エクステリアや住宅の外観とマッチする素材選びが大切です。

2-3.ウッドデッキ

地面より高い位置に作られた床が、ウッドデッキです。リビングの窓を開けた位置に設置すれば、リビングとひと続きになって外に出られ、バーベキューや日光浴などが楽しめるでしょう。天然の木材を使うとナチュラルな風合いが魅力ではあるものの、雨などで腐食してきてしまいます。そこで木材に樹脂を混ぜた合成木材が多く採用されています。

2-4.植栽

庭やアプリーチ沿いなどに植える樹木や草花を総称して、植栽といいます。家のシンボルツリーとして、1本大きな木を植えるのが近年流行しているのはご存知ではないでしょうか。ただし、種類によってはどんどん大きくなってしまったり、落葉して掃除が大変になってしまったりする恐れもあります。どのような種類のものをどこに植えるのか、植栽計画は十分に練りましょう。

2-5.フェンス

道路や隣家と自宅敷地とを隔てるために設置するフェンスには、目隠しの効果や防犯効果があります。素材はアルミ製や木製、樹脂製などがあるほか、ブロック塀や生垣などもあります。目隠し効果や防犯効果を高めようとするあまり、フェンスの高さを上げ過ぎてしまうと、敷地内の日当たりや風通しが悪化してしまうので注意しましょう。

2-6.照明

室内のみならず、家の外の照明も重要な役割を果たしています。主に日が落ちてから、玄関までの道のりを安全に歩けるように照らす役割を果たし、防犯の役割もあるでしょう。人感センサーにすれば、人の通った時だけ照らすようにできます。それだけでなく、植栽や住宅などを照らすライトアップの役割もあり、おしゃれな空間を演出できるでしょう。

2-7.カーポート・ガレージ

車の駐車スペースに屋根と柱だけ設置したものがカーポートで、シャッターで開閉する建造物がガレージです。どちらも車を駐車するスペースで、車を雨や紫外線、鳥の糞などから守る役割があります。また、降雪地では車に積もる雪を除雪する必要がなくなるのも、大きなメリットでしょう。

3.まとめ

エクステリアは住宅における外側の空間全体のことです。さまざまな構成要素を組み合わせて住み心地や機能性・防犯性などを高めたり、おしゃれさをアップさせたりできますが、組み合わせによってはちぐはぐになってしまうこともあるので気をつけましょう。

「有限会社東海製油不動産」では、お客さまの理想を実現する、エクステリアサービスを提供しております。お客さまの希望する予算やデザインなどを丁寧にヒアリングした上で、最適な外構プランをお客さまとともに作り上げていきます。まずはお気軽にお問い合わせください。